やり抜く力はどう鍛えるか?
皆さんこんにちは!
今日は、やり抜く力はどう鍛えるか?
について書きたいと思います。
前回の記事で、
「やり抜く力が大切なのはわかったけど、私にはできる自信ないな」
と思う方もいらっしゃると思います。
僕もどちらかというと我慢強い方ではないので、割とすぐに投げ出します。
そこで今回は、
アンジェラ・ダックワース=著 神崎朋子=訳
GRIT やり抜く力 ダイヤモンド社
に書かれている、
やり抜く力を鍛える4ステップの概要を私の考えも踏まえて紹介させていただきます。
やり抜く力を鍛える4ステップは、
1.興味
2.練習
3.目的
4.希望
アンジェラ・ダックワース=著 神崎朋子=訳 GRIT やり抜く力 ダイヤモンド社 P132~133より
です。
順に見ていきましょう
目次
1.興味
情熱を持って取り組む為には、
興味がある
好きである
必要があります。
これは皆さんイメージしやすいと思いますが、
興味があったり好きな事って時間を忘れて取り組みますよね
逆に興味がなかったり、好きじゃないことは
時間がすごく長く感じたり、結局身につかなかったりします。
なので取り組むものはなるべく興味がある事や好きな事にしましょう。
もし、興味ないけどどうしても真剣に取り組まなければならない課題の場合、
・なるべく興味がわく努力をする
・早く終わらせればやりたいことが出来ると思う
をやってみてください。
また、親やコーチとして指導する立場にある人は、
興味がある・好きであるという気持ちを削がない様に注意が必要です。
むしろ興味を与えるように工夫が出来たらいいですね!
2.練習
2つ目は練習です。
好きなだけでは、スキルが身につきません。
前回の記事で書いたように、
スキル=才能×努力
のため、才能を磨くために努力して練習をしなければなりません。
この際に注意したいのが、
・1流のスキルを身に着けるのには、1万時間、約10年かかる
・がむしゃらではなく、意図的な練習が必要
の2点です。
1万時間の法則は、アンダース・エリクソンの研究によって言われるようになり、
一般的にも知られています。
やはり練習は、量も大事です。
努力を始めてすぐは徐々に結果も出てきて、自分のスキルの向上を実感できますが、
徐々にスキルの向上のスピードは緩やかになってきます。
新の一流になるには、そこからさらに努力をしないとたどり着けません。
最近、私も理学療法技術の向上が緩やかになってきています。
「まあこんなものでよいか」とならずに、さらに進んでいきたいですね。
2点目は、意図的な練習をしなければならないということです。
何も考えずにがむしゃらに練習することは、ただの時間の無駄です。
常に
・自分にとって最適な練習法はないか?
・どのくらいの頻度や負荷でやるか?
などを考えながら努力していく必要があります。
個人的には、まず練習の方法を調べたり、勉強したり、または優秀と言われるコーチに指示を仰ぐ。
ことが肝心と思います。
常に考えながら努力していきましょう
3.目的
3つめは目的です。
この練習は、〇〇の為に行っているという目的があると
情熱の入り方が全然違ってきます。
どのような目的が良いかというと
・具体的である
・他者に貢献するものである
の2つが大切です。
野球がうまくなりたい<甲子園に出場したい
甲子園に出場したい<自分もレギュラーで甲子園に出場したい
自分もレギュラーで甲子園に出場したい<甲子園でヒットを打って、大歓声を受けたい
といった感じで、目標は具体的であればあるほど良いです。
その為には、達成したら自分はどこにいて、どんな音が聞こえてきて、どんな気持ちになっているか?
という細かいイメージまで妄想します。
そうすることでより具体的な目的になります。
そして更に、他者の為になるという目的だと強いです。
甲子園に出場したい<南を甲子園に連れて行く
ですね。
タッチの主人公上杉達也は、自分が甲子園に出場したいのではなく
南を甲子園に連れていく為に頑張りました。
それは、亡き弟、上杉和也の夢でもあったため、和也を夢を受け継ぐという目的もありました。
このように、他者のためにという目的は使命に近いものとなり大きな力を発揮するものだと
僕は思います。
4.希望
4つめは希望です。
努力を続けていくうちに必ず訪れるのが、
「本当に目標を達成できるのか?」
という不安や絶望です。
これを乗り越えないと、目的を達成できません。
不安や希望は、なるべくサポートしてくれる人がいると乗り越えやすくなると思います。
「君ならきっと大丈夫だよ」と
希望を与えてくれる人がいるだけで、大分心強いです。
自分で乗り越えるためには
・楽観的になる
・失敗の解釈をポジティブにする
ことが重要です。
失敗しても
「まあ何とかなるでしょ」という気持ちや
「この失敗は達成するためのステップだ!」といって自分の感情をコントロールしましょう。
以上が4つのステップになります。
実際の本には他にも子供のやり抜く力を育てる具体的な支援方法なども記載されているので、
是非読んでみてください。
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本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日も笑顔で頑張りましょう!