将来 年金はもらえないのか?

皆さんこんにちは!

 

今回は、年金が将来貰えるかどうか?について書きます。

 

年金については過去に全体像を解説していますので宜しければご覧になってください

知らないとマズい年金の基礎 ~全体像~

 

この記事を読んでいただくと

・年金が将来貰えるかどうかがわかる

・将来の不安が少し減る

・年金がもらえないですよ!と煽ってくるビジネスに騙されなくなる

と思います。

 

結論から言うと、基本的に

 

将来年金はもらえる

 

と考えてよいと思います。

 

もちろん未来のことなので、絶対ではないですが、

 

「将来年金はもらえないだろう」と考えるのは

 

あまりにも悲観的すぎる考え方

 

と考えてよさそうです。

 

それは何故か?を説明していきます。

 

今回の記事は、

田村正之さん著 「人生100年時代の年金戦略」 日本経済新聞出版社

を参考にしています。

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目次

積み立て式ではなく、仕送り式だから大丈夫

 

そもそもなぜ年金がもらえなくなるのですか?

と聞かれると、僕もなんとなく

 

「今は超高齢化社会だから、自分たちが将来貰う分も今の高齢者の人たちに使われてしまって

自分達が貰う頃には、財源が無くなってしまうんじゃないか?」

 

なんて思ってました。

 

しかし年金の仕組みは、

「自分たちが積み立てたものを将来受け取る」という積み立て方式

ではなく

「今の現役世代が払った保険料が今の受給世代の年金として支給される」という賦課方式

を取っています。

 

賦課方式というと、イメージが付きにくいと思うますが、

要は、子供が親に仕送りをしているようなイメージです。

 

なので、将来自分たちが貰う年金というのは、

将来働いてくれる自分たちの子どや孫世代から頂くものなのです。

 

よって、

「自分たちが払ってきた年金が使い果たされてしまう」というのは

年金が将来貰えなくなるという理由にはならないのです。

 

逆に自分たちが将来貰えるかは、自分の子供や孫世代にかかっているとも言えるので、

教育や若者を支援するような行動が、自分たちの将来の為になるとも言えますね。

 

高齢者の割合増加は、2040年がピークで減少していく

 

「いや、でも高齢者1人を養う人数が減っているって聞いたぞ。

僕らが貰う頃には現役世代にもっと負担がかかって、

年金保険料が支払えなくなり、財源が破綻するんじゃないか?」

 

という考えもあると思います。

 

たしかに、現在の超高齢者社会において、高齢者1人当たりを支える支払い世代の人数は減少しており

 

2040年には、団塊ジュニア世代が高齢者となり、

高齢者1人を支払い世代1.5人で支えるというとんでもない時代になります。

これを2040年問題というそうです。

 

しかし、その後も高齢者の比率が増えるわけではありません。

 

本によれば

「受給世代は永遠に増え続けるわけではなく、2040年前後をピークに達した後は減少に転じます」

 

「人数の多い団塊世代が亡くなっていくからです」

 

「その結果2060年頃からは受給世代に対する現役世代の比率は、低下した水準のままあまり変わらなくなります」

(田村正之著 「人生100年時代の年金戦略」 P16より引用)

と書かれています。

 

永遠に高齢化率が増えるわけではないのです。

 

なので、

「今後も支払い世代の負担額が増えて、年金の財源が破綻する」

というのは、年金がもらえなくなる理由にはなりません。

 

対策は取ってきている

 

 

支払い世代、つまり仕送りの支え手が少なくなることは、

以前から分かっていたことです。

 

よって、さまざなな準備がされてきたようです。

 

保険料の上昇

2004年から2017年度まで保険料を上げてきました。

2017年度で上限は固定しています。

 

・税金で賄う

年金保険料だけでなく、税金も年金の給付金に充てています。

国民年金給付金のうち税金で賄う比率も1/3から1/2に向上させている。

 

・マクロ経済スライドの導入

現役世代の減り方や平均寿命が延びていることに合わせて、年金の給付額を物価上昇率と比較し抑制する

マクロ経済スライドという仕組みを導入。詳しくは今後書きます。

 

・積立金も増やしている

団塊世代が働き盛りの内に少し多めに保険料をもらって積立金も大きく増やしている。

積立金は2017年度(古くてすみません)で約160兆円である。

 

など様々な対策を取っています。

 

以前からくることが分かっていた事態に何も対策を取らなかったとは考えにくいですよね。

 

このような事からも、年金が破綻してもらえなくなるのは、ちょっと悲観的過ぎると考えられます。

 

まとめ

 

・仕送り形式だから、自分の積み立てた分がなくなるという訳ではない

・高齢化率は2040年をピークに減少する

・政府も色々な対策を取っている

 

過剰に不安になって、騙されないように注意しましょう

 

しかし、貰えるというだけであって

十分にもらえるか?となると

やはり受給額が減少することは覚悟しておいた方がよさそうです。

 

楽観的にもなりすぎずに、しっかりと対策を立てていきたいですね

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

今日も事故に気を付けていきましょう

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