年金はいくら貰えるか?

皆さんこんにちは!

 

今回は、年金はいくら貰えるかについて書いていきます。

 

この記事を読んでいただくと

・年金がいくら貰えるかの計算方法が分かる

・将来の生活が何となく見えてくる

・具体的に対策を取っていくことが出来る

と思います。

 

今回も

田村正之さん著 「人生100年時代の年金戦略」 日本経済新聞出版社を参考に書かせていただきます。

 

本日の内容はこちらです。

 

目次

国民年金はいくら貰える?

 

国民年金を払っている人、つまり

第1号被保険者と第3号被保険者の人が受け取る年金

 

基礎年金という名前になります。

 

第1号?第3号被保険者って何?って方はこちらの記事をご覧ください

知らないとマズい年金の基礎 ~全体像~

基礎年金の計算方法はある程度簡単で、

 

780,100 × 保険料納付済み月数 / 480

 

で「年間貰える年金額」が計算できます。

 

480という数字は12か月×40年であるため、

つまり

20歳から60歳までの40年間 毎月保険料を納付していた人は、

 

年間780,100円

月に約65,000円貰えます。

 

例えば20歳から22歳までの2年間、大学生であった為に保険料を納付しなかった場合

 

2年間=24か月なので

 

780,100 × (480-24)/ 480

=741,095

 

年間741,095円

月に約61700円貰えます。

 

もしも保険料が免除されていた期間があった場合は、また計算式が変わるのですが

少し複雑ですので、今回は省略します。

 

厚生年金の計算方法

 

国民年金と比べて、厚生年金の計算方法は複雑です。

 

なぜなら、厚生年金の給付額は、

収入によって変化するからです。

 

厚生年金の納付額は、収入が高い人ほどたくさん納めるので、

その分収入が高い人ほど沢山受け取れます。

 

そして、年金の受給額に関しては政府が

受給する時代の物価や平均給料を考慮して変化させているので、

いくら貰えるかを正確に知るのは難しい様です。

 

それでも ざっくりとした計算式はあり、

 

定年までの平均年収 × 0.005481 × 年金の納付年数

 

で、年間もらえる厚生年金額が計算できます。

「定年までの平均年収なんてわからないよ」

という方も多いと思うので、

 

定年まであまり給料が上がらず、平均年収400万円だった場合で計算してみます。

 

400万円 × 0.005481 × 38(22歳から60歳まで働いたとして)

=833112

 

つまり年間833,112円

月に約69,000円貰えます。

 

これに基礎年金部分を足すので

もし満額給付なら月に65,000円貰えるます。

65,000 + 69000 =134,000円

が1月に貰えるということになります。

 

計算してみてどう思うのか?

 

2016年の年金受給額の平均は

 

基礎年金 55,000円

 

厚生年金(基礎年金も含めて) 14,60000円

 

のようです。

(「人生100年時代の年金戦略」 P40より)

 

この金額を

「全然足りない」

と思うか

「結構貰えるんだな」

と思うかは人それぞれです。

 

夫婦の働き方で言えば、

 

夫婦共働きなら合わせて30万ほど年金が月に貰えますが

 

奥さんが専業主婦の場合は、約20万ほどです。

 

自営業なら、夫婦合わせても12万から13万程です。

 

他にも

・持ち家に住むなら家賃はかからない

・子供や孫にある程度援助はしたい

・老後は、旅行を楽しみたい

など様々な要因が絡み

 

年金としていくら欲しいか?というのが変わってきます。

 

是非、今回紹介した計算式で何となくイメージしていただき、

 

「もう少し収入を上げないと」

「将来に備えて資産運用しておかないと」

 

「贅沢するつもりないし、このままの収入が維持できるように頑張ろう」

 

など、さまざまな事を考えていけるといいですね。

 

 

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

事故だけには気をつけて行きましょう。

 

 

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