GDPって何?
皆さんこんにちは!
本日はGDPについてです。
この記事を読んでいただくと
・GDPって何?って聞かれたときに自信をもって答えられるようになります
・GDPについてニュースやっていた時の理解が深まる
・「不景気だから」と不安を煽ってくるビジネスに騙されにくくなる
と思います。
本日の内容はこちらです。お忙しい方は、まとめだけでも読んでいただければと思います。
目次
GDPって何?
GDPとは、Gross Domesstic Product の頭文字をとったもので、
国内総生産
のことを言います。
国内総生産とは、1年間に国内で生産された商品やサービスの金額の総額です。
なので、
レストランで、2000円の食事を家族5人でした料金、10000円だけでなく
レストランが食材を仕入れる為に払ったお金もGDPに含まれます。
また、家政婦さんを雇ってお金を払えばそれもGDPに含まれます。
よって、GDPは一年間に国民や企業・国がどれだけお金を使ったか?を表す指標と言えるので、
支払った金額が多い=国が豊かである
という事になっています。
GDPには、
名目GDPといって、国内で販売された値段をそのまま合計したものと
実質GDPといって、名目GDPから物価変動の影響を取り除いたものがあります。
どういうことかというと、
今と昔では物の値段が違うので、
例えば「ラーメンを1杯食べた」という消費が、
ラーメンが50円の時代と
ラーメンが500円の時代では、
500円の時代の方が、どうしてもGDPが高くなってしまうので、
この物価変動の影響を除いたものが実質GDPです。
GDP世界何位?の比較は名目GDPで行われ、
経済成長率は、実質GDPで計算されています。
経済成長率って?
経済成長率とは、現在のGDPと前年度のGDPと比較し、どれ程増えたか?減ったか?を表しているものです。
よくニュースで、「経済成長率が〇〇%になりました」と報道されているのは
前年度と比較してGDPがどうか?を表しています。
日本のGDP成長率はというと
2019年のGDP成長率は0.65%でした。(https://www.globalnote.jp/post-12798.htmlより)
よって、2018年と比較してほとんど変わっていないことになります。
「やっぱり日本は不景気だ~」と思う人も多いと思いますが、
一概にそうとも言えません。
なぜなら日本はもうすでに経済的に非常に成長してしまっているからです。
世界と比較した日本のGDP
日本のGDPは約530兆円であり、世界第3位です。
GDPが100兆円規模だった1965年から現在に至るまで、約400兆円も増えていることになります。
よって仮にGDPが10兆円増えたとして
GDPが100兆円だった場合は、経済成長率は10%となりますが、
500兆円の今は、2%になってしまいます。
規模が大きいほど成長率というのは低くなってしまうのです。
現在新型コロナウイルスの影響もあり、GDPがー27%になったという報道もありますが、
自粛要請されているので、
「そりゃそうだよね」という感じですよね。
なので、あまりGDPの成長率に惑わされて
「日本は終わっている」
「このままだと将来まずいですよ」
などといって、怪しいビジネスに勧誘してくる人に騙されないようにしましょう。
しかし、そう楽観的にもなれない理由として、
GDPは世界第3位の日本ですが、
一人当たりのGDPは世界26位と低い水準になっています。
よって、
「世界3位なら超豊かじゃん」と楽観視したり
「やっぱり日本は終わっている」と悲観しすぎたりせずに
冷静に観察していくことが重要と思われます。
まとめ
・GDPとは国内で生産された商品やサービスの金額の総額
・GDP成長率とは、前年度のGDPと比較したもの
・日本のGDP成長率は低く推移しているが、すでに豊かになっているという影響もある
・日本のGDPは世界3位であるが、一人当たりのGDPは26位
・楽観も悲観もしすぎないように
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日もがんばりましょう!