ベーシックインカムとは? 導入前に我々ができること
皆さんこんにちは!
今日はベーシックインカムについて書きたいと思います。
目次
ベーシックインカムとは?
「ベーシックインカムとは、生活するための必要最低限の生活コストを国民全員に支給する仕組みです」
(佐藤航陽 著 『お金2.0新しい経済のルールと生き方』NEWS PICKS 幻冬舎 P185より引用 )
日本における生活保護を国民全員に適応するようなものになります。
「え!そんなことしたらみんな働かなくなるじゃん! 社会は成り立つの?」
と思う方もいらっしゃると思います。
ベーシックインカムを導入すると、多くの人は働かなくてよくなります。
代わりに働いてくれるのが、
『AIやロボット』
です。
よく、AIに仕事を奪われる日が来るなんて話を聴くと思いますが、
逆にAIやロボットテクノロジーの進化によって、多くの仕事がロボットで担われる未来では、
多くの人間が失業します。
そうなってくると、ベーシックインカムを導入して、
労働はロボットに任せて人間は働かなくて良いなんて言う時代が来るかもしれません。
本当にそんな未来が来るのか?
「そんなのだいぶ先の未来の話でしょ?」
と思う方もいらっしゃると思いますが、
そうではないかもしれません。
なんとスペインでは、
2020年5月から導入されています。
実際には、生活困窮者のみを対象にしている点から
「ベーシックインカムではない」
との声も挙がっているようです。
他にも
・2016年にはスイスで導入の可否を決める国民投票が行われた(結果は否決)
・フィンランドでは、2017年から2年間、導入実験が行われた。
など関心が高まっていることもわかります。
また、テクノロジーについても
中国では店の従業員がいない、無人コンビニが出来ています。
そう遠くない未来にベーシックインカムが導入される日が来るかもしれません。
ベーシックインカムが導入されるとどうなる?
ベーシックインカムが導入されると、
生活するためには働いてお金を稼がなければならない
という常識が崩壊します。
それに伴って、
1.お金はなくてはならないものではなくなる
2.お金の魅力が失われる
3.お金を稼ぐことが大きな強みではなくなる
4.働くことは趣味になる
など、お金や労働に対しての価値観が大きく変化します。
今までの価値観では
お金は生活の為になくてはならないもの
であったために
お金には人を動かす力がありました。
給料が良ければ大変で辛い仕事でもやってくれる
お金をたくさん持っていれば、美人な人と結婚できる
といったことが、無くなります。
このようにベーシックインカム導入後の世界では、
『仕事ができてお金を沢山稼げること』の価値が下がっていきます。
我々はどうしたらいいか?
実際に導入されるかは定かではありませんが、導入される未来を見越して出来ることは、
1.働く以外の生きがいを探す努力
2.人間力の向上
が求められると思います。
労働が必要なくなった世界では、逆にやることがなくなる可能性があります。
皆さんも経験したことがあるかもしれませんが、
忙しい毎日のなかで不意に訪れた休日に
『何をしたら良いかわからない』
という状態。
これが毎日続く可能性があります。
なので、仕事を生きがいにしてしまうことは、ベーシックインカム導入後の世界では非常に危険です。
逆に、
「月に一回はハワイに行きたいから、その分は稼がなくちゃ」
のように「やりたいことの為に働く」という姿勢が求められます。
仕事が生きがいになっている方は、もう少し視野を広げてみる必要があるかの知れません。
2つめに人間力の向上があります。
上述したように、ベーシックインカム導入後の世界では、
仕事が出来てお金を沢山稼げる能力
に対する魅力が激減します。
仮に優秀で仕事が出来ても、すぐに他人の人格を否定するような人には、誰もついてきません。
また、沢山稼いできても家庭では横柄な態度をとっている人は、すぐに離婚されてしまいます。
よって、
『この人と一緒にいたい』と思ってもらえる人間力の向上
が非常に求められると思います。
まとめ
・ベーシックインカムとは、日本でいう生活保護を全国民を対象に行う者
・それによって、労働やお金に対する価値観は大きく変わり
仕事が出来てお金を沢山稼げる能力の魅力は激減する
・やりたいことを探す努力と人間力を向上する努力をして備えよう
参考書籍はこちらです
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本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
今日も事故に気を付けていきましょう